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第569号 2018年10月
兵協連だより
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想点

生協にまつわる記憶、
あるいは想うこと

神戸市民生活協同組合 専務理事
兵庫県生活協同組合連合会 理事
鈴木 雅子
(すずき・まさこ)

 今年4月から共済事業を行う生協で働いている。振り返れば、私には生協にまつわる三つの記憶がある。
 一つ目は、中学生のときのクラス目標。「一人がみんなのためにみんなが一人のために」を掲げていた。聞いた瞬間、うまいこと言うなぁと心底感心した。その後、生協の店舗で(だったと思うが)この言葉と再会する。Wikipediaによると「この成句のもっとも古い記録は、1618年のボヘミアのカトリックとプロテスタントの両集団の指導者の集まりにおいてである。」とされ、1844年刊行の小説「三銃士」にも登場するという。てっきり生協が起源の言葉だと思っていた。
 二つ目は、氷ブラック。大学内の生協運営の喫茶店では、夏にはメニューにかき氷が加わった。氷といえば、赤いイチゴ、黄色のレモン、緑のメロンが普通の時代。食べ終われば着色料で舌が染まった。ところがこの店の氷は2種類のみ。「みぞれ」と濃い焦茶色の「ブラック」。地味な見た目と名前に衝撃を受けた。確かコーヒー味。人工着色料・人工甘味料の安全性が問題となった頃で、生協ではそれらは使わないというポリシーの表れと聞いた。生協とは、そういうところだと知る。
 三つ目は、阪神・淡路大震災発生翌日。ガスタンク爆発の恐れが生じ、避難者を引率して別の避難所へと移動した。避難者数が膨らみ食料調達に悩んでいた夜、1台のトラックが通用門前に止まった。店舗に納入予定の食品を積んだ生協の車だった。全品、避難所に提供するとの申出。有難さに涙が出るとともに、生協の二文字が、また、心に刻まれた。
 私のこれらの記憶は、生協なり生協の職員が社会に対して何をなすべきか何ができるかを常日頃から考えていて、それを行動で示したことに心が動いたものだ。
 当組合では、昨年度、新たにビジョンとアクションプランを策定した。信頼され選ばれる生協であるために、組合員の互いに助け合う心とお声をどう形にすればより安心をお届けできるのか、常に考えながら事業を展開する。
 共済は、保険料より掛金が安いとの理由で選ばれることも否めないが、まさしくOne for all, all for oneの仕組みであり、それが原点である。
 組合員の相互扶助、組合職員の地域貢献をキーワードに、組合員・地域のために「考える」「行動する」を積み重ね、当組合も人の記憶、組合員の心に残る存在でありたいと思う。

※「Unus pro omnibus, omnes pro uno」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』 2017年10月7日(土)18:04 UTC、URL:https://ja.wikipedia.org

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