JAたじま
「たじまに生きる たじまを活かす」を
スローガンに但馬の米のブランド力強化を

グローバルGAPのグループ認証を取得しました。
JAたじまは、「たじまに生きる たじまを活かす」をスローガンに、但馬地域の特色をいかした自己改革に取り組んでいます。その中で、農業者の所得増大を目的とした、米のブランド力強化の取り組みを紹介します。
コウノトリが生息する円山川下流域と周辺の水田は、ラムサール条約の登録湿地となるなど、地域を挙げて自然環境の保護に取り組んでいます。同JAは野生復帰したコウノトリが住みやすい環境づくりの一環として「コウノトリ育むお米」の栽培に取り組んでいます。同米を生産する4人の農家が平成30年1月、農産物の国際的な安全基準である、グローバルGAPのグループ認証を取得しました。また、海外への輸出にも取り組んでおり、アメリカ、シンガポール、ドバイ、香港などへ定期的に輸出をしています。また、さらなる知名度の向上と需要拡大に向けて、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会の選手村で提供される食材として採用されることを目指しています。
今後は、GAPを取得した米について、全量有機JAS認証取得を予定しています。有機JAS認証は農薬等の化学物質を使わず生産された農畜産物であることを示すもので、安全・安心を追求したお米として、さらなるブランド力の強化を目指します。
淡路市漁業振興協議会
おさかな教室
干しダコ作りに挑戦
9月7日(金)淡路市漁業振興協議会(JF一宮町 社領弘会長)主催の「おさかな教室」が淡路市立北淡小学校の6年生30名を対象に行われました。この教室は、兵庫県漁業士会による第1回の開催から数えて今年で第10回目となります。この日のスタッフは同協議会と県、淡路市職員に加え、地元4漁協(富島、浅野浦、育波浦、室津浦)の職員も集まり総勢17名となりました。
社領会長の挨拶のあと、干しダコ作りがスタート。まず、お手本として洲本農林水産振興事務所水産課の職員が、マダコの急所を突いて締め、一瞬でタコの体が真っ白になる様子を見せた後、内蔵を取るなど下処理を実演しました。その後、児童1人ずつに活きたタコが手渡され、下処理に挑戦です。活きの良いタコを締める作業に手こずる児童が多かったものの、スタッフの補助もあり下処理が完了。次はタコを吊して干す作業を実演し、児童らも見よう見まねで作業を始めました。ぬるぬるのタコがうまく持てず地面に落としてしまう児童や、干しダコの形に上手く仕上げられない児童など、なかなか苦戦したようですが全員が干しダコを作り上げ、下校時間まで学校で天日干しされたあと、児童が家に持ち帰りました。
児童たちからは、「気持ち悪かったけど楽しかった」、「締めるのが難しかった」、「お母さんにタコ飯を作ってもらう」などの声が聞かれ、貴重な体験となったようです。