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第573号 2019年2月
兵協連だより
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想点

語り継いでいきたい
災害の経験や教訓

ろっこう医療生活協同組合
専務理事
森本 浩
(もりもと・ひろし)

 先日、職場近くの王子公園周辺を、ヘリコプターがホバリングしたため、気になって窓際まで様子を見に行きました。すると、ある職員が、「ヘリコプターが、そんなに珍しいですか」と。そこで私は、「阪神・淡路大震災のとき、王子公園が臨時のヘリポートになって、連日、ヘリコプターが飛び交った記憶が残っていて、ヘリコプターには敏感になってしまった」と話すと、「えっ、そんなことがあったんですか」とびっくりした様子。「ああ、当時のことを知る職員は少ないんだ」と改めて実感しました。
 見ず知らずの人が声かけあってバケツリレーをして消火作業をしたこと、学校の校舎や体育館の床で赤の他人が身を寄せ合って余震に怯えていたこと、校庭に長蛇の列を作って並んで初めて口にしたバナナのこと、信号が壊れていて警官もいないのに譲り合って事故無く人も車も往来できたこと、みんな困っているのに医療生協の診療所に患者さんや組合員さんが食べ物や衣類を届けてくださったことなどなど。震災直後は、「人という字は人と人が支え合ってできている」と実感したものです。
 あれから24年。ろっこう医療生協の職員は220人を超えましたが、震災当時から勤務している職員は、わずか10数人となっています。当時の経験や教訓を語り継いでいかなければならないと感じています。まずは、新規採用職員や中堅職員を対象とした研修会で、研修の一環として、始めて行きたいと考えています。
 そして、忘れてはならないのは、東日本大震災、東京電力福島第一原発事故のことです。あれから間もなく8年。いまも5万4千人を超える方々が、自宅に帰ることができず、全国各地で避難を続けておられます。とりわけ、原発周辺市町村から避難されている方々は、まだまだ避難を余儀なくされ続けられます。福島第一原発の廃炉に不可欠な燃料デブリ(溶融燃料)の取り出し開始は2021年内が目標。そして、帰還困難区域の避難指示解除の目標は2023年春です。
 阪神・淡路大震災、中越地震、御嶽山噴火、熊本地震、大阪北部地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震など、災害の時代に得た経験や教訓を、次の世代に語り継いでいきたい。いまも自宅に戻ることができない方々の気持ちに寄り添い、できる支援を続けていきたい。
 「協同組合の精神を一口にいえば助け合い組織である。」(賀川豊彦)

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