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第581号 2019年10月
兵協連だより
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想点

正常性バイアスと共済

神戸市民生活協同組合 専務理事
兵庫県生活協同組合連合会 理事
菅原 隆喜
(すがはら・りゅうき)

 「正常性バイアス(正常化の偏見)」という言葉をご存知でしょうか。これは心理学用語として使われるもので、人間が予期しがたい事態に直面したとき、「ありえない」という先入観やバイアス(偏見)が働き、その異常な事態を正常な範囲に過小評価したり、自分にとって都合の悪い情報を無視する心のメカニズムです。「大したことにはならないはず」「自分だけは大丈夫なはず」といった全く根拠のない思い込みにとらわれるのが特徴です。
 さて、「天災は忘れた頃にやって来る。」は、関東大震災などにおいて活躍した科学者で随筆家の寺田寅彦の有名な警句です。しかし、現在はもはやそうではなくなりました。「災害は忘れる前にやって来る!」です。近年の日本は災害大国と言われるほど、毎年のように震災や風水害が発生しています。気象庁は「土砂災害警戒情報」「記録的短時間大雨情報」「大雨特別警報」など災害の発生に直結する新たな気象情報を数多く発し、「命を守る行動をとってください」と何度も訴えています。また、多くの自治体も災害が発生する前に避難勧告、避難指示を発しています。にもかかわらず、残念ながら多くの犠牲者が生じてしまいます。
 なぜなのでしょうか。原因の一つには「正常性バイアス」があるのではないかと思います。多くの人が「ここに永く住んでいるが、大した災害は起きなかった」「過去に大雨を経験したが、大丈夫だった」という『災害を経験したことがない経験』による先入観や偏見などにより、わがごととして不測の事態を想定することができずにいるのです。自然災害に限らず、放火火災や交通事故、犯罪被害なども含めて、個人個人でリスク管理というものをもっとしっかりと考え、自分自身や大切な家族を守ってほしいと思います。
 生協がお届けする「共済」は、負傷や疾病、住宅被害、不慮の事故や損害賠償責任など生活を脅かす様々なリスクに備えて、あらかじめ掛金を出し合い、不測の事態が生じた時に共済金をお支払いすることで、本人やその家族が被る経済的な損失を補って、生活の回復をはかるものです。歴史のある相互扶助のしくみです。組合員のみなさんには「正常性バイアス」に陥ることなく、リスクをわがごととしてとらえ、被災後の生活再建や入院時の医療費補填などに生協の「共済」をぜひ役立てていただくことを願ってやみません。
 今期から兵協連理事を拝命いたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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