ピースアクション2023 『南あわじ戦争遺跡』をたずねるバスツアーを開催
[投稿日:2024年04月26日]
開催日時:2024年3月28日(木) 8:30 ~ 17:20
訪問場所:南あわじ市松帆地区 〇〇(まるまる)飛行場跡 記念碑・阿那賀 桜が丘公園・戦没学徒記念若人の広場
参加人数:34名(一般参加29名、ピースアクション委員2名、事務局3名)
今回、4年ぶりに「身近な戦争遺跡を知る」バスツアーを行いました。
行きのバスの中では、〇〇飛行場跡についてのDVDを観て事前に学習し、南あわじ市松帆市民交流センターに到着。地元の語り部の「〇〇飛行場を語りつぐ会」会長の佐藤 繁俊 氏から、なぜここに飛行場が出来たのか、なぜ○○と呼ぶのか、その時住民はどう対応したのか、などについて説明していただきました。当時の地図と航空写真や今のドローンで撮影した〇〇飛行場の跡地を画像で見ながらこの場所が選ばれた経緯や滑走路(コンクリート)の再利用についても解説いただきました。
お話のあと、佐藤氏と南あわじ市松帆市民交流センター センター長の西中 章博氏 両名の案内で、〇〇飛行場跡 記念碑と飛行場跡地(滑走路跡地)を実際に歩いてまわったことで戦争遺跡であることを体感出来ました。
その後バスで移動し 、終戦を間近に控えた8月2日に鳴門海峡で米戦闘機により襲撃を受け尊い命を失った当時14~19歳の少年兵18名と先生6名のお墓がある「阿那賀 桜が丘公園」を訪れました。語り部の竹谷氏から、遺体は阿那賀の春日寺で弔われたこと、終戦から20年後に遺族と地元の有志の協力で墓地が作られたことなどをお聞きしました。戦争の犠牲となってしまった少年達の足跡をたどるお話を聞き、涙ぐむ参加者もいました。
最後に亡くなった男女学徒を追悼する施設「戦没学徒記念若人の広場」に訪問し、館長さんから建物・展示物の説明を聞いたあと、それぞれで館内と広場を散策し、南あわじにも残る戦争の傷跡を学ぶとともに、平和について想いを馳せました。
参加者からは「今日は娘と参加しました。娘のなぜ?なぜ?から私も戦争の爪痕を語りつぐことの大切さを感じました」「近くの小学校でも語り継いでいるとお聞きし、とても大切で良い事だと思いました。命の重さ、今の幸せに感謝しています」「身近な県内の淡路島なのに初めて知って驚くことばかりだった。改めて“戦争の無意味さ”を強く思った」「語り部さんのお話がとても丁寧でわかりやすかった」「鳴門海峡で亡くなった少年兵のお墓を見て胸が痛んだ。無念としか言いようがない」「今回の戦跡バスツアーは友人に伝えたい」などの感想がありました。
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ギャラリー
地元の語り部さん、お話してくださった方、神姫観光バスの運転手さん、ありがとうございました。